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AIを収益につなげている銀行は一握り――新調査で明らかに

シンガポール、2026年2月3日 — AIソリューションを提供するグローバル企業Dyna.Aiは本日、GXS PartnersおよびSmartkarmaと共同で作成した経営層向けインサイトレポートを発表しました。本レポートは、多くの銀行がAI投資を収益につなげられない理由と、その壁を越えた一部の銀行の取り組みを検証します。東南アジア、ラテンアメリカ、中東の金融機関が、限られたAI機能を活用して収益を伸ばす方法と、それらを本番環境で拡大するために必要な業務条件を取り上げています。

AIを収益につなげている銀行は一握り――新調査で明らかに

調査によると、AIによるパーソナライゼーションを業務に定着させた銀行では、銀行・金融サービス・保険(BFSI)分野で最大6%の収益向上を実現しています。BFSI分野のAI支出は、2023年の350億ドルから2032年には3,680億ドルへ10倍以上に拡大すると予測されています。成功を左右するのはパイロットの数ではなく、測定可能な成果への説明責任を伴い、いかに早く本番規模の導入へ移行できるかです。

BFSI分野へのAI投資が増える一方で、ほとんどの金融機関は依然としてパイロット段階にあります。新たな調査では、金融サービスの経営幹部の77%が初年度にプラスのROIを報告しているものの、業務成果への説明責任が不足し、全社規模での有意な効果には至っていないことが示されています。新興市場の先進的な金融機関は、AIを具体的な収益目標に結びつけ、導入から業務成果までの責任を明確にし、責任の共有と測定可能な効果を前提とするパートナーシップを組むことで、この隔たりを埋めつつあります。

「多くの銀行はAI活用が進んでいると考えていますが、調査によると、エージェント型AIを利用する組織のうち、重要かつ測定可能なROIを得ているのはわずか10%です」と、Dyna.Aiの会長兼共同創業者Tomas Skoumalは述べています。「このレポートは、どこで収益が生まれているのか、そして何年もパイロットを続けても多くの金融機関が停滞している理由を示しています。経営幹部が想像する以上に大きな隔たりがあるのです。」

「経営幹部へのインタビューで繰り返し聞かれたのは、AIをすべて社内で拡大する難しさでした」と、GXS PartnersのディレクターWilliam Hahn氏は述べています。「多くの経営幹部は、パイロット後に必要となる取り組みを過小評価していたと話し、実行と責任を共有できるパートナーとの協業に前向きになっていました。」

東南アジア:モバイル中心の市場とAIを活用したウェルスマネジメント

東南アジアでは、若年層を中心とするモバイル利用と支援的な規制環境を背景に、AI投資が測定可能な収益効果につながっています。DBS Singaporeは2024年、350件のAI活用事例から5億6,500万ドルの価値を生み出し、2025年には7億4,500万ドルを目標としています。地域の銀行はモバイルやデジタルの顧客チャネルを通じた収益活動にAIを活用しており、地域における3,000億ドル規模の中小零細企業向け融資ギャップも背景にあります。

中東:ソブリンAI構想と越境決済

各国主導のAI構想とフィンテックの勢いが、中東の金融サービスにおけるAI導入を加速させています。PwCは、AIが2030年までに中東経済へ3,200億ドルをもたらし、金融サービスが中核になると推計しています。ウェルスマネジメントや越境決済で初期効果が現れ、金融機関はAIを活用して顧客関係管理を拡大し、コンプライアンスを強化し、より迅速で信頼性の高い地域取引を可能にしています。

ラテンアメリカ:代替データと不正防止で金融包摂を促進

ラテンアメリカでは、金融サービスから取り残された人々と不正リスクの増加を背景に、規模拡大とリスク管理が大きな課題となっています。同地域では2億人を超える成人が正式な金融サービスを利用できていません。AIによる与信判断と不正防止は、リスク管理を維持しながら融資へのアクセスを広げる手段として活用が進んでいます。BBVA Mexicoなどの金融機関は、リスク管理を損なうことなく金融包摂を広げるAI活用型の意思決定を示しています。

新興市場のBFSI企業は、すでにAIで大規模な収益を生み出している

3地域すべてで、データの分断、ガバナンスの不確実性、利用定着の難しさなど、組織上の課題がBFSI分野の多くの導入を妨げています。収益目標を定め、初日からガバナンスを組み込む金融機関は、実験段階を越えて本番規模の効果へ進んでいます。BFSI企業は現在、ツールではなく成果に対して対価を支払う「Results-as-a-Service」モデルで連携しています。グローバルプロバイダーとしてDyna.Aiは、業界特化型AIモデルからエージェント型AI、アプリケーション、業務成果まで、フルスタックの実行責任を担います。

「問題は実験ではなく、説明責任です」とTomas Skoumalは述べています。「Results-as-a-Serviceは、AI導入をツールの利用ではなく、測定可能な事業成果に結びつけます。パイロットから本番へ移る際の実行について、企業の考え方を変えるものです。」

『From Pilots to Production: How Banks Turn AI into Revenue』の全文レポートは、こちら からダウンロードできます。

Dyna.Aiについて

Dyna.Aiはシンガポールに本社を置くAI-as-a-Service企業です。エンタープライズ向けのAIソリューションを提供し、高度なAIを測定可能な事業成果へつなげます。顧客体験(CX)の向上、従業員体験(EX)の改善、基幹業務の最適化を支援するAI製品・サービスを、企業で実用的に導入できる形で提供しています。アジア、中東、南北アメリカで事業を展開し、世界の金融機関、コンタクトセンター、企業を支援しています。詳しくは www.dyna.ai をご覧ください。