採用担当者を増員せず、面接機会を24時間提供
M-Groupは基幹の採用システムを置き換えたり、採用担当者を増員したりすることなく、候補者が各地域の言語で面接を受けられるよう、既存の採用フローにDyna.Aiを追加しました。連携は2週間で完了し、候補者は24時間いつでも面接を始められるようになりました。
課題は単なる候補者不足ではありませんでした。ラテンアメリカで採用需要が伸び、面接業務の対応力を上回っていました。採用担当者は職種や市場に応じて面接を準備・実施し、根拠を記録して、構造化された評価を返す必要があります。件数が増えるにつれ、制約は候補者を集めることから、一貫した面接を十分な数だけ実施することへ移りました。
M-Groupにとって、これは運用上の対応力をどう高めるかという判断でした。既存の採用プロセスを保ちながら面接機会を増やす必要がありました。採用システムの入れ替えは別の変革プロジェクトを生みます。採用担当者の増員でも対応力は上がりますが、面接運営にかかる継続的な費用と調整も増えます。
課題
採用需要の増加が面接対応力を圧迫
Dyna.Aiは、既存の採用フローの中で面接を実施するレイヤーとして導入されました。職種ごとの情報を職務内容、評価基準、面接で確認する項目に整理できます。そのうえでAI面接が地域の言語に合わせて会話し、文脈に応じて追加質問を行い、採用担当者のレビューに使う根拠を返します。
重要なのは、候補者との接点をもう一つ増やしたことではなく、面接ごとに構造化された根拠を残せることです。採用担当者は、事前に定めた基準に沿った文字起こし、録音、レポート、スコアを受け取ります。記憶や整理されていないメモから会話を再構成する代わりに、一貫した出発点から評価できます。
このフローは地域にまたがる採用業務の実情にも対応します。候補者は自分の言語と地域のアクセントで、都合のよいときに面接を始められます。市場をまたぐ面接機会を広げながら、評価基準の管理は採用チームに残ります。
導入
既存の採用システムにAI面接を追加
連携先はM-Groupがすでに使っていた採用システムです。確認できる資料は2週間という連携期間を裏付けていますが、具体的なシステム、導入担当者、稼働準備の手順は、公開文で説明する前に確認が必要です。
顧客にとって、運用モデルは従来の延長線上にありました。面接対応力を増やすために基幹の採用プラットフォームを置き換える必要はありません。候補者はAI面接を受け、その結果として得られた根拠を採用担当者と採用責任者が確認し、判断の責任を担います。
企業にとって重要なのは、自動採用ではないという点です。繰り返し実施する面接と、人による評価を分けたことが導入の価値でした。AIが会話を進めて根拠を整理し、採用担当者と採用責任者が候補者の状況を確認して判断します。
業務フローの変化
2週間の連携で、候補者に24時間の面接機会
従来は面接件数が増えると、そのまま採用担当者の負荷が高まっていました。導入後はAI支援の面接フローで候補者の面接機会を広げ、採用担当者は根拠の確認、採用責任者とのすり合わせ、採用判断に時間を振り向けられます。
M-Groupは2週間でフローを連携し、候補者が24時間面接を受けられるようにしました。採用担当者を増員せずに面接対応を広げ、同じチームで候補者を次の段階へ進めるための対応力を高めました。
この事例の主役は顧客です。M-Groupは既存の採用環境を保ち、面接のレイヤーで対応力を加える判断をしました。Dyna.Aiは、面接の実施方法と記録方法を変える仕組みを提供しました。
成果
同じ採用チームで、より多くの面接に対応
M-Groupは既存の採用環境と採用チームを維持しながら、面接機会を24時間に拡大しました。より多くの候補者が面接フローに入り、面接を早く完了でき、採用担当者は根拠の確認と採用判断により多くの時間を使えます。これは実務上の対応力の拡大です。



